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「悲劇を繰り返さないよう、語りつぐことが使命」富山県戦没者追悼式

 終戦の日の15日、「富山県戦没者追悼式」が富山市の県民会館であった。約350人が戦没者を悼み、平和を祈った。
 新田八朗知事が「戦後世代が大半を占める今日、悲劇を繰り返さないよう、次の世代に語りついでいくことが私たちの使命」と式辞を述べ、正午に合わせて全員で黙禱(もくとう)を捧げた。その後、遺族や参列者が次々と献花した。
 戦没者妻の代表の藤川きみゑさん(105)は、夫を亡くした後、夫の家族と同居しながら洋裁で家計を支え、2人の娘を育てたという。80年の月日の流れを「早かったようで、遅かったようで」と振り返り、「子どもが小さくて大変だったが、今は家族が良くしてくれ、幸せ。平和が続けばいい。戦争はいや」と話した。
 県によると、県の戦没者は3万765人。

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富山:朝日新聞デジタル 2025-08-16 [Edit / 編集]

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