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装蹄師の父が作る馬蹄アクセサリー 娘の発案で「こだわりを追求」

 馬に蹄鉄(ていてつ)を打つ装蹄師(そうていし)の父親と2人の娘が、馬蹄(ばてい)をデザインしたアクセサリーのオンラインショップを営んでいる。指輪やネックレスなどのオリジナル商品は、ファンの間でじわりと人気を呼んでいる。
 日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニング・センター=滋賀県栗東市=で開業装蹄師として働く坂元高徳(たかのり)さん(65)は本業の傍ら、自宅の小さな工房で真鍮(しんちゅう)やシルバーなどを加工。馬蹄をデザインしたアクセサリーを作っている。大量生産される既製品のような完璧さはないが、味わいや温かみがあるのが特徴だという。
 きっかけは、長女の美紗子さん(34)が「馬蹄のアクセサリーを作って」と頼んだこと。坂元さんは金属加工の技術を生かし、馬蹄をモチーフにした表札などを作っては自ら使っていた。アクセサリーに応用すれば、素敵な物ができると美紗子さんは考えた。
 坂元さんが作ったのは馬蹄をデザインした指輪だった。表面の穴など細部にこだわり、美紗子さんは「これなら欲しい人がいはるのでは」と直感。一家の〝副業〟として手作りの指輪を販売することにし、2020年春ごろ、オンラインショップを開店した。
ネックレス、バングル、ピアスなども ブランド名は「norim(…
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滋賀:朝日新聞デジタル 2025-08-21 [Edit / 編集]

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