国宝5城で一斉に床磨き 世界遺産めざす彦根城も「機運に弾み」
天守が国宝の五つの城で23日朝、床を同時に磨くイベントがあり、計510人が参加した。彦根城(滋賀県彦根市)では親子連れら157人が、雑巾を手にした。
お城への愛をはぐくみ、文化財を守る機運を高める狙いで、昨夏に続き2回目。長野県松本市、愛知県犬山市、兵庫県姫路市、松江市の城とオンラインで結び、元気に拭き上げた。
彦根市立城北小5年の高橋楷大さん(10)は彦根城の屋根や瓦など外観が気に入っている。「今年も参加できて光栄。世界遺産になって、未来もきれいな城で残ってほしい」と話した。夏休みの3大ニュースに書くという。
彦根城は2027年の世界遺産登録をめざし、この秋にも国内推薦を決めてもらえるように準備している。床を磨いた彦根市の田島一成市長は「お城を身近に感じてもらえる良い企画。世界遺産登録に向けた機運に弾みがつきそうだ」と述べた。
参加者は終了後、彦根城に「住民登録」がある市キャラクター・ひこにゃんと天守の前で記念撮影をした。
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滋賀:朝日新聞デジタル 2025-08-24 [
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