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財政難 彦根市2施設閉館へ 荒神山自然の家、男女共同参画センター

 滋賀県彦根市は25日、2施設を来年3月末で閉める方針を明らかにした。市の財政難で、運営費や老朽化した施設の維持費の支出が難しくなったためという。
 一つは宿泊体験できる「荒神山自然の家」(彦根市日夏町)。1976年に県が開設し、2011年に市へ移管した。宿泊棟やキャンプ場、野外炊飯場などがある。築50年で施設改修に約1億7千万円かかるほか、宿泊棟が土砂災害の警戒区域にある。赤字続きで昨年度は4400万円余りを計上した。
 利用者は昨年度約9千人。小中学校や青少年団体が多い。県の森林環境学習(小学4年対象)は多賀町など他施設に受けてもらうという。
 もう一つは、男女共同参画センター「ウィズ」(彦根市平田町)。前身の施設が1981年に完成し、2003年にウィズになった。利用者は昨年度約1万5千人。年間の運営費(指定管理料)約1500万円の捻出が難しくなった。来年度は市文化プラザ、プロシードアリーナHIKONEなど他施設を紹介する。
 田島一成市長は「老朽化した施設の維持が財政上難しく、今後も廃止提案があるかもしれない。丁寧な説明に努める」と述べた。

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滋賀:朝日新聞デジタル 2025-08-26 [Edit / 編集]

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