中山教頭の人生テスト 大人になってからの成績は
まちのほとり座 学校は決して子供や学生だけの学びの場ではない。近年、教育を題材とした映画はドラマでもドキュメンタリーでも多角的な目線で制作されているが、その中でも「義務教育」によりフォーカスを当てている作品が多いように感じる。
「三つ子の魂百まで」ということわざがあるが、幼少期~中学校ぐらいまでの経験が社会人になってからの人生に大きく関与してくると思っているので、とても興味深く今作を観(み)ることができた。
実際に社会に出ると、職場やご近所、家族や恋人、または友人や知人、すれ違う多くの他人などと複雑に絡み合う。そこに膨大な量の情報が加わると、果たして物事の良し悪(あ)しを冷静に判断できているのだろうかという違和感が頭をよぎる。むしろ、大人になればなるほど「テスト」の成績は悪くなっていくのかもしれない。(ほとり座 田辺和寛)
◆9月13~19日、監督佐向大、日本、125分。
◇ほとり座(
https://hotori.jp)
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富山:朝日新聞デジタル 2025-08-30 [
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