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伝統の「おわら風の盆」1日から 外国人客増に期待

 9月1~3日にある伝統行事「越中八尾おわら風の盆」を前に、富山市が受け入れ準備を整えている。全国からの観光客に加え、今年は、米紙ニューヨーク・タイムズの「2025年に行くべき52カ所」に同市が選ばれた際に行事が紹介されたこともあり、外国人客の増加に期待を寄せている。
 おわら風の盆は300年以上続く伝統行事。おわらを受け継ぐ旧八尾町の11町の男女が編み笠を目深にかぶり、おわら節に胡弓(こきゅう)や太鼓の演奏を合わせて踊りを披露する。踊りを見ようと、休日と重なった年には約20万人の観光客が訪れる。
 昨秋は台風接近の影響があるなか、約13万人が訪れた。今年も開催日がすべて平日になるものの、市は、外国人客の増加で昨秋の人出を超えてほしいと準備している。
 富山駅構内に大型バナーフラッグや記念撮影できるスクリーンボードを設置して雰囲気を盛り上げるほか、おわら風の盆の由来や歴史を知ってもらおうと、旧町内のおわら資料館・曳山(ひきやま)展示館に英語や中国語の音声ガイドや英語のパンフレットを用意した。また仮設トイレはすべて洋式にして、21カ所80個設ける。
 期間中は交通機関の混雑、周辺道路混雑が見込まれるため、おわら風の盆行事運営委員会などはホームページ(https://www.owara-gyoujiunei.com/)で公共交通機関の運行情報を発信して、「内容を確認しながら移動してほしい」と呼びかけている。

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富山:朝日新聞デジタル 2025-08-31 [Edit / 編集]

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