学校廊下に防犯カメラ、先生のスマホ持ち込み禁止 広がる盗撮防止策
教育現場で子どもの盗撮などの性暴力事案が相次いでいる。
どうすれば防げるか。防犯カメラ設置など、踏み込んだ動きが広がっている。
愛知県みよし市は、市立の小中学校に防犯カメラを置く方針を決めた。来年4月導入をめざす。約5800万円の経費を盛り込んだ予算案を10日、議会に提出した。
7月、市立中学の男性教員による女子生徒らへの盗撮や未遂事案が相次ぎ発覚。再発防止策として出たのがカメラ設置案だった。
市内の小中学校への防犯カメラ設置を発表する愛知県みよし市の小山祐市長=2025年9月2日、同市役所、前島慶太郎撮影 12校に計194台を予定。廊下に置き、教室、更衣室、トイレにそれぞれ出入りする人を確かめられるようにする。しっかり確かめられるよう1校に複数台を置き、画素数の高い機種にする。
ガイドラインも作成予定 市教育委員会によると、検討のために開いた意見交換会で「現場が萎縮するのでは」と心配する校長もいたという。担当者は「子どもが安心して学校生活を送るため、ということで理解いただいたと思う。(防犯カメラは)犯罪抑止にもつながる」と話す。
教室への設置は「『監視カメラ』になってしまう」として考えていないという。
カメラを適切に使うため、大学教授や弁護士ら専門家の意見も聞いてガイドラインを作る。
市教委によると、録画用ハー…
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神奈川:朝日新聞デジタル 2025-09-12 [
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