日産の生産縮小「現時点で影響あり」 神奈川・中小企業の6%が回答
日産自動車の生産縮小をめぐり、神奈川県内の中小企業の6%が「現時点で影響が出ている」と答えたとする調査結果を、公益財団法人「神奈川産業振興センター」が12日発表した。
日産は2026年度から27年度にかけて県内2工場での生産を終了する方針を発表している。
調査は、センターが今年8~9月に商工会議所や金融機関などを通じて実施した。製造業だけでなく、卸売業や小売業、サービス業などの中小企業1762社から回答を得た。
このうち、日産と直接取引があるのは93社(5%)、間接取引があるのは350社(20%)。日産の生産縮小の影響については、取引がない企業にも尋ねている。
「現時点で影響が出ている」と答えたのが111社(6%)、「今後影響が出る可能性がある」と答えたのが354社(20%)だった。「影響」の内容については、売り上げの減少が大半を占め、「取引先からの要請(コストダウンの要求など)」、「資金繰りの悪化」が続いた。
今後の対策としては274社が「新規取引先の開拓や販売多角化」と答えた。「事業からの撤退、または廃業・売却」を挙げたのは17社あった。
調査は3カ月おきに実施していく予定という。
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神奈川:朝日新聞デジタル 2025-09-13 [
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