木造ビル普及へ 地場建設会社が「共創」でタッグ 地域経済も活性化
木造注文住宅を手がけるAQグループ(本社・さいたま市)が木造のビルやマンションの普及をめざし、全国のネットワークづくりを始めた。その名も「共創(ともつく)ネット」。4階建て以上でも耐震・耐火性をクリアする独自の建築技術を各地の同業者に提供する。「脱炭素」の潮流で木造建築の価値が注目されており、地場の建築会社がタッグを組み、地域経済の活性化を図る。
10日の記者会見。舞台は、国内でも類をみない「純木造8階建て」の本社ビルだった。
元大工の宮沢俊哉会長(66)は記者らの前で自ら大きなかんなで材木を削る技を披露した。「私の祖父も大工で寺を造っていた。昔の日本は(城郭や塔など)大規模建築はすべて木造だった」と語り、「共創ネットは日本古来の伝統的な技の復活です」と強調した。
AQは1978年に埼玉県川…
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神奈川:朝日新聞デジタル 2025-09-15 [
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