クリスマスツリー「麦穂の天使」で飾り付け 日本玩具博物館に20人
兵庫県姫路市香寺町中仁野の日本玩具博物館で7日、麦の穂を使ってクリスマスツリーの飾りを作り、ヨーロッパと日本の文化の違いなどを学ぶワークショップが開かれた。
参加者は約20人で、加西市内でとれた長さ40~50センチの麦の穂十数本を切ったり、結わいたりした。約1時間をかけて麦の穂をスカート状に整え、祈りを捧げるような格好をした「天使」ができあがった。
同博物館学芸員の尾崎織女(あやめ)さんによると、日本ではツリーのてっぺんに星形を飾ることが多いが、ヨーロッパでは天使を飾ることが多いという。「麦わらに1年の収穫への感謝を込めて、人形などを作ってツリーに飾って祝う風習が根強いから」と話す。
西宮市の南野多映さん(7)は「麦わらをぎゅっと結ぶのがちょっと難しかったけれど、楽しかった」と話した。
同博物館(079・232・4388)では来年1月26日まで、冬の特別展「世界のクリスマス*祈りと喜びの造形」が開かれている。関連行事で12月15日には小型パイプオルガンの演奏会が、同22日には絵本の朗読会がある。
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兵庫:朝日新聞デジタル 2024-12-08 [
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