30年前と現在の写真で振り返る 神戸大図書館で「あの日の神戸」展
来年1月で阪神・淡路大震災から30年を迎えるのに合わせ、当時の写真や記録を展示する資料展「あの日の神戸 ―記憶の継承―」が神戸大付属図書館で開かれている。
付属図書館では、震災に関する図書や写真、当時のチラシや広報誌などの資料を収集し、「震災文庫」として公開している。資料は5万7千点を超え、一部はインターネットでも公開している(
https://da.lib.kobe-u.ac.jp/da/eqb/)。
今回は「写真と地図で振り返る震災」と「震災のなかの神大と学生」の二つのテーマに分けて資料を展示している。
「振り返る震災」では、神戸市の長田区、中央区、灘区、東灘区の約30カ所について、震災直後の写真と現在の写真を並べている。市民から寄贈された当時の写真をもとに、昔の住宅地図やグーグルマップなどで撮影場所が特定できたものを選んで職員が現地に行き、ほぼ同じアングルから現在の様子を撮影した。
「神大と学生」では、神戸大の被害状況がわかる写真を中心に、当時の状況がうかがえるチラシや新聞などを展示している。
神戸大では学生と教職員を合わせて47人(旧神戸商船大を含む)が死亡した。担当職員の守本瞬さんは「震災を忘れないように記憶の継承をしたい」と話している。
資料展は来年2月3日まで神戸市灘区六甲台町の社会科学系図書館(078・803・7342)2階展示ホールで開かれている。入場無料。
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兵庫:朝日新聞デジタル 2024-12-08 [
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