青森みちのく銀行が設立記念セレモニー 独禁法の特例を初めて適用
青森銀行とみちのく銀行が合併して1日に誕生した「青森みちのく銀行」の設立記念オープニングセレモニーが6日、青森市橋本の同行本部で開かれ、営業がスタートした。地銀再編を進めるため2020年に施行された独占禁止法の特例法を全国で初めて適用した。
セレモニーでは、石川啓太郎頭取が「地域のみなさまに、なくてはならない銀行と思っていただけるよう良質な金融サービスを提供したい」とあいさつ。石川頭取ら3人がテープカットした。会見では「地域経済の課題に取り組み、発展につなげていく。そのために一定の企業体力や収益力を身につけていきたい」と述べた。
同行の親会社プロクレアホールディングスの統合報告書によると、新銀行の営業拠点は道南地域を含め134(24年7月現在)。県内の預金シェアは79・11%、貸出金シェアは79・46%。預金残高は5兆3482億円、貸出金残高3兆8762億円(いずれも24年3月末現在)。
セレモニーでは、同行社員によるねぶた囃子(ばやし)にあわせ、五所川原市の書道家清野秀汰さんが、同ホールディングス名の由来となった「挑戦」(ラテン語のプローウォカティオ)と「創造」(同クレアーレ)を揮毫(きごう)し、門出に華を添えた。
同行では、5日に運用が始まった旧みちのく銀行系のATMでトラブルが発生。通帳を使って入金すると、通帳が戻らない障害が59件あった。キャッシュカードでは異常がなく、原因は調査中という。
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青森:朝日新聞デジタル 2025-01-07 [
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