「大麻は猛毒」「吸ったら牢獄」 知念高で薬物防止教室 ラップで呼びかけも 沖縄
県警少年課は12月19日、与那原町の知念高校で薬物乱用防止教室を開催した。全校生徒約950人が少年課担当者による講話を聞いた後、同校出身で若者に人気の個性派ラッパー、PIEC3POPPO(ピースポッポー、本名・町田宗彌)さん(27)がサプライズで登場し、ラップで「大麻ダメだよ」などと呼びかけた。
県警によると、昨年の大麻関連での県内の少年摘発は10月末時点の暫定値で27人(前年同期比6人増)。うち高校生は7人(同4人増)と、いずれも増加傾向にある。同時点での薬物全般の摘発人員は43人で、前年同期の27人から16人増えている。
会場では大学生少年サポーターの玉城実夏さん=沖国大4年=が、PIEC3POPPOさんと共同制作した大麻乱用防止などを呼びかける動画を紹介した。その後、PIEC3POPPOさん本人が登場。「人生を狂わせる猛毒、大麻吸ったらその先は牢獄(ろうごく)」などとラップで大麻の危険性を訴えた。
講話を行った県警少年課の荷川取尚志課長補佐は「知識を身に付けることで、自分だけでなく家族や友だちなどを守ってほしい」と呼びかけた。
(西田悠)
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琉球新報 2025-01-09 [
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