プロのお手本にくぎ付け 与那原 与田さん、栗原さんが野球教室
【与那原】プロ野球関係者が小学生を対象に指導をする「美ら島野球教室」が与那原町の東浜野球場で１２月１４日、開催された。元中日ドラゴンズ監督でＷＢＣでは投手コーチとして日本代表チームを指導した与田剛さんと、千葉ロッテのコーチで現役時代は内野手として３度のゴールデン・グラブ賞を受賞した栗原健太さんが講師を務めた。
与那原町、西原町の野球チームから約１００人の小学生が参加し、ピッチングやバッティング、守備の技術やトレーニング方法などの指導を受けた。
与田さんは２００４年から美ら島沖縄大使として県内で少年野球教室を開催するなど野球振興に取り組んでいる。子どもたちに対し「縄跳びなどのシンプルなもので構わないから少しずつでも毎日継続することが大事だ」と話した。
栗原さんは自らの少年時代の経験から「野球だけでなく他のスポーツも経験することで視野が広がる」と助言を送った。また「野球ができるのもお父さんやお母さんのサポートのおかげ。常に感謝の気持ちを持つこと」と説いた。現役時代は第一線で活躍し、引退後も指導者として後進を育成する元プロ選手による実践的なアドバイスに、子どもたちは真剣な表情で聞き入っていた。
与那原マリーンズの城間優翔さん（１２）は「関節を内側に入れてと言われてそうしたらうまく打てた」と声を弾ませた。西原南ファイターズの新里春翔さん（１２）は「与田さんからたくさんアドバイスをもらえた。楽しかった」と笑顔を見せた。 （普天間伊織）
琉球新報 2025-01-09 [
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