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津山の返礼品で絶品レシピ、人気料亭店主ら考案「つやふる」で公開

 岡山県津山市が直営のふるさと納税サイト「つやふる」で、東京・恵比寿の人気料亭の店主・笠原将弘さんらが手がけたレシピを公開している。ふるさと納税の返礼品をいかしたオリジナルのレシピで、市は「よりおいしく召し上がってもらうヒントに」とPRしている。
 笠原さんは東京出身の和食料理人で、恵比寿にある日本料理店「賛否両論」の店主。ユーチューブで公式チャンネルを運営し、登録者数は90万人を超える。2023年の「第10回料理レシピ本大賞 in Japan」では、著書「笠原将弘の 毎朝 父さん弁当」(KADOKAWA)が特別部門の「ニュースなレシピ賞」を受けた。
 レシピでは、津山名物で返礼品の中でも人気のある干し肉や、米、季節のフルーツなどが使われている。干し肉の独特の食感と味を楽しめる「つやま和牛干し肉と稲羽米 炊き込み御飯」や、「シャインマスカットと太秋大甘柿白和え」「牛切り落とし肉 バジル風味 肉じゃが」など笠原さん考案の6品を公開。「家庭で再現できるように、自宅の冷蔵庫にある食材やスーパーで買い足せるような食材と、津山市の返礼品をうまく使用して簡単に調理いただけるレシピを意識した」という笠原さんのコメントも紹介している。
 また、笠原さんの6品に加え、地元の美作大学の学生らが考案した、特産品の黄ニラの歯ごたえや風味が印象的な「黄ニラ入り牛味噌(みそ)ちらし寿司(ずし)」と、日本酒の香りとの相性も良い「干し肉の日本酒リゾット」の2品も披露している。サイトでは関連の返礼品もPRし、購入しやすいよう工夫がされている。
 津山市では08年のふるさと納税制度の創設時から「さとふる」「楽天ふるさと納税」などのポータルサイトを通じて寄付を募集してきた。23年度の実績では寄付した人は5万308人(前年度比2.4倍)に上り、寄付額8億5627万円(同2.2倍)と過去最高を記録。市は地域情報も案内する「つやふる」も開設し、24年9月から本格稼働している。24年度には、従来のポータルサイトも合わせ、10億円の寄付獲得を目指している。
 レシピはつやふる(https://tsuyafuru.furusato-basic.com/features)の特集ページ(https://tsuyama-furusato.jp/kasahara/)で公開している。

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岡山:朝日新聞デジタル 2025-01-10 [Edit / 編集]

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