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能登川神社で最後の初恵比須祭 後継者不足で歴史に幕

 滋賀県東近江市垣見町の能登川神社で9日、地域の商売繁盛や五穀豊穣(ほうじょう)を祈願する初恵比須祭が始まった。10日に本神事があり、福餅まきなどが行われる。祭りは後継者不足などのため今回で最後となる。
 神社はJR能登川駅の東側にある。9日午後にも福餅まきがあり、氏子代表や福娘が投げる福餅を多くの人々が受け取った。
 能登川恵比須宮奉賛会の出路敏秀会長(82)によると、この祭りは40年ほど前から地元商店街の店主らが毎年催してきた。しかし近年は、商店の半数ほどが後継者難などで廃業し、奉賛会役員の高齢化も進んだため今年で最後とすることにしたという。
 出路会長は「商店街がさびれ、餅つきができる若者たちもいなくなり、続けられなくなった。さびしい限りです」と話した。
 10日の本神事は午前10時から始まり、午前10時45分から福餅まき、古いお札やお守りなどを焼く焼納祭が午後3時に予定されている。

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滋賀:朝日新聞デジタル 2025-01-10 [Edit / 編集]

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