高崎映画祭 文学と映像が融和 最優秀作品賞に「箱男」 3月開催 /群馬
高崎市で3月に開催される第38回高崎映画祭について、同映画祭委員会(須藤賢一委員長)は、受賞作品と受賞者を発表した。最優秀作品賞は、石井岳龍監督の「箱男」が選ばれた。授賞式は3月23日、高崎芸術劇場で行われる。【庄司哲也】
受賞作品・受賞者は2024年1月~12月中旬までに国内で劇場公開された邦画489作品を対象に選定した。
最優秀作品賞に決まった「箱男」は作家・安部公房が1973年に発表した作品を映像化した。体をすっぽりと覆う箱の中に身を潜め、この世のすべてをのぞき見る奇妙な男の物語。同委員会は「映像の自由さを武器に令和の現代で新たなる世界観を提示した。文学と映像の融和にしびれてしまう」と作品を高く評価した。
群馬 | 毎日新聞 2025-01-11 [
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