【記者解説】江北町の地域公共交通再構築 町営でタクシー、バス依存見直す
江北町が地域公共交通を再構築することになった。2026年度開始を目指す町営タクシー事業を軸に、循環・路線バス運行への補助金を見直す。県内自治体の多くがバスを重視する中で、江北町の取り組みは従来にない形になりそうだ。
再構築の背景には町内のタクシー会社事情がある。2社あったうちの1社は佐賀市のタクシー会社が吸収して営業所に変わり、もう1社は家族経営の少人数の会社で後継者がいない。
町はタクシーを「ドア・ツー・ドアで利便性が高く、バスでは補完できない町民に必要な基本サービス」と考える。高齢化が進む中、通院や買い物などの需要は今後も増す。運転免許返納者には年間6千円分のタクシー券を5年間支給している。「乗り合いやデマンドなどタクシーの充実を求める声もあるが、既存事業者を前提にすることは難しい」と町営を考えた。
佐賀新聞電子版への会員登録・ログイン
この記事を見るには、佐賀新聞電子版への登録が必要です。
紙面購読されている方はダブルコースを、それ以外の方は単独コースをお申し込みください
新規申し込み
ログイン
佐賀新聞電子版のご利用方法はこちら
佐賀新聞 2025-01-11 [
Edit / 編集]