精神障害への理解広めたい NPOが絵本制作へ費用CFで募る
認定NPO法人サタデーピア(滋賀県彦根市)が、心の健康への理解を広める絵本を4月に作ろうと、制作費の一部をクラウドファンディング(CF)で募っている。前身は精神科の患者や家族が土曜に開いた勉強会で、設立25年を記念した。
サタデーピアは、メンタルヘルスの研修会、当事者支援(ピアサポート)などをする。
さらに仲間の自立や就労の訓練のため、障害福祉サービス事業所「夢工房if(イフ)」とカフェを彦根市西今町などで運営。「もし(if)、夢がかなうなら」という利用者の思いから名づけた。菓子製造などに20~60代の約30人が携わっている。
絵本はB5判、約40ページ。利用者で合作する。
会話の理解が難しい▽筆談だとうれしい▽昼夜逆転の生活になるなど、精神障害や発達障害の利用者の体験をもとに創作する。動物たちがカフェを訪ね、法人のキャラクター「ifにゃん」店長らとふれ合う構成だ。
絵本について広部哲也理事長は「子どもから大人まで広がりが期待できる。困っている人に対し無関心や無理解ではなく、優しい気持ちを持ってもらえれば」と話す。
3月20日までで、目標は60万円。CF(
https://camp-fire.jp/projects/816289/view)はQRコードから。寄付者に絵本や25周年記念誌を贈る。
問い合わせはサタデーピア(0749・23・8896)。ホームページ(
http://satade-pia.net)。
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滋賀:朝日新聞デジタル 2025-01-11 [
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