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棚主の「推し本」ずらり 東京・千代田 ほんまる神保町 /群馬

 日本最大の“本のまち”にある地上1階地下1階の店内は、無垢(むく)のツゲの木で作られた本棚で四方を囲まれていた。
 東京都千代田区のシェア書店「ほんまる神保町」。時代小説で知られる直木賞作家、今村翔吾さん(40)が書店業界に新風を吹き込もうと、2024年4月に開設した。
 店長は、城の本丸を預かるいわば城代家老。どんな理論肌の文学青年が現れるのか。そんな興味と共に訪れると、出迎えてくれた下川晴さん(25)は「20歳を過ぎるまで、本を読むことなどほとんどありませんでした」と爽やかにほほ笑んだ。
 月決め料金で幅約50センチ、縦と奥行きが約30センチの本棚を貸し、「棚主」たちは自身の「推し本」を販売する。364ある棚は7割近くが契約中で、出版社など企業の借り手もある。店員の主な仕事は、その棚の管理だ。

群馬 | 毎日新聞 2025-01-12 [Edit / 編集]

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