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OISTの研究・施設を見学 渡嘉敷・阿波連小児童 慶良間の自然など学ぶ

 【恩納】渡嘉敷村立阿波連小学校(西表りか校長)の全児童20人と教員らがこのほど、沖縄科学技術大学院大学(OIST)を訪れ、同大が研究を進めるサンゴをテーマにした環境に関する啓発活動、慶良間諸島の自然について学習した。SDGs研究指定校の取り組みの一環でNTTドコモの協力で行われた。
 児童は前日に渡嘉敷島でくみ取った海水を持参して、OIST研究室で研究者によるDNA抽出実験の様子を見学し、実際に使用している水中ドローンの実物を見ながら研究者の解説に熱心に聞き入った。また、国際色豊かな学生や研究者が研究に臨む姿や、充実した施設などを見学した。
 川島航介さん(小3)は「渡嘉敷島の海水を調べるだけで周辺に生息するサンゴの種類が分かることにびっくりした。OISTを見学することは本当にすごいことだと思った。自分もサンゴを守りたい」と声を弾ませた。引率した教員は「見学を通して環境問題などへの認識を高め、世界に誇れる島のきれいな海を守るには自分たちに何ができるかを考える機会となった」と成果を語った。
 (米田英明通信員)

琉球新報 2025-01-12 [Edit / 編集]

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