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競技かるた、新クイーンは18歳の高校生 名人も同時に交代

 大津市の近江神宮で11日にあった、小倉百人一首競技かるたの第71期名人位と第69期クイーン位の決定戦。会場の近江勧学館では、手に汗握る熱戦が繰り広げられた。
 決定戦は5回戦制で、先に3勝した選手の勝ち。競技では100枚の札のうち50枚を使用。読手(どくしゅ)が読み上げる札は100枚で、50枚が空札となる。
 名人位は、九州大学大学院1年の自見壮二朗さん(23)=福岡県、7段、九州大学かるた会=が、4年ぶり2回目の挑戦で初獲得。持ち前の終盤の強さを発揮し、4連覇を狙った会社員の川瀬将義さん(30)=神奈川県、6段、三島せせらぎ会=を3連勝で破った。
 クイーン位は、初挑戦の関東第一高校3年の矢島聖蘭(せいら)さん(18)=東京都、8段、関東第一かるた会=が、初防衛を狙ったシステムエンジニアの井上菜穂さん(25)=東京都、6段、早稲田大学かるた会=に勝利。1、3回戦は1枚差の接戦をものにして、4回戦は13枚差をつけて圧倒した。
 自見・新名人は「幼いころからの目標を達成できた。成長した姿を見せられる名人になれるように精進したい」と話し、矢島・新クイーンは「本当にうれしい気持ちでいっぱい。練習やご指導をして下さった皆さんのおかげ」と泣いて喜んだ。

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滋賀:朝日新聞デジタル 2025-01-12 [Edit / 編集]

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