交通事故死者数28人、過去最少に 滋賀県警が24年の件数発表
滋賀県警は、2024年の県内の交通事故発生状況を発表した。死者数は28人で、統計が残る1948年以降で最も少なかった。
発表は7日付。交通事故による死者は、事故発生から24時間以内に亡くなった人が対象となる。警察庁によると、2024年の全国の死者数は2663人(前年比15人減)。都道府県別では、最多が東京の146人(同10人増)、最少が島根の9人(同13人減)だった。
県警交通企画課によると、24年の死者数は23年の43人から15人減った。長浜署管内や高速道路・京滋バイパスでは交通死亡事故が初めてゼロとなった。飲酒運転による死亡事故の発生もなく、18年以来のゼロだった。
死者数が前年から約35%減った要因は何か。同課の担当者は、事故多発場所での集中的な取り締まりや歩行者らへの啓発など、「地道な活動が功を奏したと思っている」としている。
一方、死者28人のうち、65歳以上の高齢者は20人で約70%を占めた。20人のうち半数の10人が歩行中に事故に遭った。同課の担当者は「歩行者や自転車は特に気をつけて、交通ルールの順守を徹底してほしい」と呼びかけている。
事故発生件数は2805件(同38件増)、負傷者は3429人(同54人増)、重傷者は363人(同41人減)だった。
県警は24年の110番通報の受理状況も発表した。通信指令課によると、12万5448件で前年から6211件減った。
有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。
今すぐ登録(初トクキャンペーン中)ログインする
【初トクキャンペーン】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくは
滋賀:朝日新聞デジタル 2025-01-12 [
Edit / 編集]