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「ドミノ倒しのように休職せざるをえない状況に」山口県立高校 教員未配置は35人 教職員組合が負担増の窮状訴え

「教員未配置」とは今、学校教育の世界で問題視されている課題のひとつです。
「休職した教職員の代わりが見つからない」ということです。
山口県の教職員の労働組合が、現場に大きな負担がかかっている現状を訴えました。
山口県高等学校教職員組合と県教職員組合が、県庁で会見を開きました。
2つの組合が特別支援学校の高等部を含む県立高校を対象に調査したところ、2024年10月時点で、休職した教員の代わりが未配置となっているのは、35人に及ぶことが分かりました。
2023年10月時点では21人だったのに比べて14人増え、1.67倍となっています。
未配置のまま学校運営や教育活動を続けた結果、問題視されている教員の多忙ぶりはいっそう深刻となります。
組合では、「ドミノ倒しのように体調不良・精神疾患などで休職せざるをえない状況に陥っている」と訴えます。
山口県高等学校教職員組合 緒方由美書記次長
「本当に学校現場の実情が本当に深刻さを極めていて、子どもたちの学習の保障とか教職員の健康がすごく懸念されるところです」
未配置への対応としては、常勤ではなく、非常勤の教員で授業の穴のみを埋めるケースが多いということです。
「先生はあしたも来る先生なの?」と、生徒から教員が入れ代わることへのとまどいの声もあると言います。
問題の解消に向けて、職場環境の改善や教職員の負担軽減が必要だと訴えました。

tysテレビ山口 2025-01-12 [Edit / 編集]

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