自分の能力知り、安全運転 那覇 県警などが高齢者講習会
【那覇】損害保険ジャパンと沖縄トヨタ自動車、県警はこのほど、那覇市天久の天久ドライビングスクールで高齢者の安全運転講習会を開いた。63~89歳の地域住民21人が参加。動体視力を測定するゲーム、車内を模したシミュレーターなどを通して、安全運転の意識を高めた。
タブレットを使ったゲームでは、画面上のトンネルから車両が出てきた際にタッチすることで、動体視力を測った。参加者の中には、トンネルから車が出てくる前にタッチしたり、車が出てもすぐに反応できなかったりする人もいた。
普段から運転しているという東恩納肇さん(62)=那覇市=は「自分が思っていたよりも反応できないことが多かった。信号待ちの後に車を発進させるときは、横断歩道の両端を再度確認するなど、一呼吸置いた運転をしたい」と話した。
損保ジャパンの庄司誠沖縄支店長は「現在の自分の能力に気づくことが安全運転につながる」と話し、視力や動体視力が加齢とともに低下することを認識することの重要性を説いた。
琉球新報 2025-01-13 [
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