7年前、敗れた流経柏に魅了された小学生 全国高校サッカー決勝へ
準決勝の東海大相模戦の前半、先制点となるPKを決めて喜ぶ流通経大柏の柚木創選手=国立競技場で2025年1月11日、藤井達也撮影
第103回全国高校サッカー選手権決勝は13日、東京・国立競技場を舞台に、第96回大会と同じ顔合わせで行われる。7年前の決勝で前橋育英(群馬)に惜敗した流通経大柏(千葉)の姿を見た複数の小学生が流通経大柏の主力へと成長し、雪辱を誓っている。なぜ、敗者に心引かれたのか。
現チームで10番を背負うMF柚木(ゆのき)創選手(3年)はテレビ越しに観戦し、「あの決勝を見て、『流経はすごいチームだな』と関心を持ち始めた。押し込まれた時間帯でも粘り強いサッカーをしている流経がすごいと思った」と振り返る。
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7年前の決勝で流通経大柏が放ったシュートは相手の4分の1の3本。耐える時間が続いた末、後半追加タイムに決勝点を許して0―1で力尽きた。
第96回大会決勝で前橋育英に敗れ、肩を落とす流通経大柏の選手たち=埼玉スタジアムで2018年1月8日、長谷川直亮撮影
だが前橋育英の波状攻撃で万事休したと思われた場面をGKの背後にもブロックを敷き、ゴールに入りそうなボールを再三にわたってクリアした。決勝点を許した場面は、一度は相手エースのシュートをDFが体でブロックしたが、こぼれ球を他の選手に押し込まれたものだった。
群馬 | 毎日新聞 2025-01-13 [
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