「奴行列」知っていますか 100件が伝わる地で企画展
香川を代表する祭礼の一つ、「奴(やっこ)行列」の多様さを学ぶ企画展「〈奴行列〉大国香川」が、高松市亀水町の瀬戸内海歴史民俗資料館で開かれている。2月24日まで。
奴行列とは、様々な装飾が施された道具(奴用具)をもった行列が地域を練り歩く祭礼で、大名行列から派生したとされる。香川県内では18世紀半ばには確認されており、現在国内で報告される奴行列約600件のうち100件ほどが香川で伝承される。
展示では、奴用具の種類や使い方が異なる県内約50件の奴行列を紹介する写真や映像のほか、高松松平家から下賜(かし)されたとされる喜佐波(きさわ)神社(坂出市王越町)の奴用具や装束など44点が並ぶ。
奴行列の多くは少子高齢化などによって継承の危機にある。同館の松岡明子館長は「全国的にも特徴的な香川の奴行列を知り、身近な地域の祭礼に興味を持つ機会になれば」と話す。
入館料無料で月曜休館(月曜祝日の場合は火曜休館)。問い合わせは同館(087・881・4707)へ。
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香川:朝日新聞デジタル 2025-01-14 [
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