広島・愛媛に立ち向かえ 「さぬき讃レモン」をブランド化
香川県が新たな県産フルーツのブランド化を進めている。その名も「さぬき讃(さん)レモン」。瀬戸内海の穏やかな気候が生育に適しており、最近は生産量が増加傾向に。近隣の広島、愛媛両県産のレモンが圧倒的なシェアを誇るなか、ブランド化で競争力強化を図る。
県農業生産流通課によると、レモンは他の果物にくらべて鳥獣害が出にくく、品質管理がしやすい。そのため、若手生産者が栽培を始めるケースが多く、近年生産量が増加傾向にあるという。
農林水産省の「特産果樹生産動態等調査」によると、2021年のレモン収穫量は、香川県は全国6位と低くない。
一方、収穫量ベースで、広島県が全体の約51%、愛媛県が約20%と圧倒的で、他県に比べて県産レモンの知名度や競争力が低いという課題があった。
生産者からの要望を受け、県は今年度から県産レモンのブランド化を推進。昨年9月に県内の14団体・個人を登録し、12月には公募で「さぬき讃レモン」のロゴマークを決定した。
同課の担当者は「まずは県民の方に、県産レモンがあるということを知ってもらい、認知度を高めていきたい」と語る。
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香川:朝日新聞デジタル 2025-01-14 [
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