豊島区で「はたちのつどい」 新成人らによる企画も
「成人の日」の13日、東京都内各地で20歳を祝う行事が開かれた。豊島区ではこの日、今年度20歳になる若者3257人を対象にした「はたちのつどい」が区立芸術文化劇場であり、振り袖やスーツ、はかまなどに身を包んだ約880人が参加。参加者は同級生たちとの再会を喜び合い、節目の日を祝った。
この日の「はたちのつどい」は、対象者の中から公募で集まった区内の7人が企画検討会メンバーとなり、昨年7月から準備を進めてきた。参加者たちは、中学3年だった2020年、新型コロナウイルスの感染拡大で卒業式が中止となり、その後の高校生活でもコロナの影響を大きく受けた。企画検討会のメンバーたちは、区内の中学校を回って、中学時代の恩師たちに依頼して作ったメッセージ動画を流すなどし、式を盛り上げた。
メンバーの一人で、式典で「誓いの言葉」を述べた大学2年の宮下龍空(りゅうく)さん(19)は「多くの困難を乗り越えてきた私たちだからこそ、これまでにない新しい視点で時代をとらえ、新しい未来を創造できるのではないか」とし「これまでお世話になった全ての人への感謝を忘れず、豊島区の名に恥じないよう、努力を重ねていきたい」と決意を語った。
検討会メンバーで大学2年の安藤ももさん(19)は式典後、「企画には難航したけど、盛り上がってもらえてよかった。お世話になった先生方の言葉を聞いて、自分自身の成長を感じた」。節目の日を迎え、「改めて大人になることの責任を感じた。将来は教師になり、地域再生などの活動に取り組みたい」と夢を語った。
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東京:朝日新聞デジタル 2025-01-14 [
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