島にあふれた熱気、笑顔… 沖縄・伊是名島で第1回「ロックフェス」
伊是名村字諸見にあるライブハウス「IZENA ROCK HOUSE」(イゼナロックハウス、福村輝明店主)で昨年12月21日、第1回「IZENA ROCK FESTIVAL」が開催された。村内外の仲間が結集し、実行委員会を発足して準備を進めてきた。イゼナロックハウスおなじみの質の高いライブに加え、会場内には軽食やドリンク、物販などの屋台も出店。昼から全世代が楽しめるイベントとなった。
野外ステージでは飛び入り参加可能のステージがあり、参加者は台湾料理などの軽食を味わいながらリラックスした雰囲気で生演奏を楽しんだ。
午後5時からの店内メインステージでは、店主の福村さんもギターやドラムで参加する村民によるバンド「島人インチキ楽団」が熱演。島外からインストゥルメンタルバンド「てのーと」や、コザにあるライブハウス7th HEAVENの専属バンド「コザシティロッカーズ」も熱いステージを繰り広げ、会場いっぱいの参加者を沸かせた。会場内は冷たい風をはね飛ばすような熱気に満ちあふれた。
実行委員の一人で、豊見城市にあるトミューアソシエイツの黒須大樹さんは、伊是名村商工会の特産品開発やブランディング、販路開拓などに携わる仕事を通して島に通う中、福村さんと意気投合した。チラシやリストバンドなどグッズの企画と提供を行い、当日は社員や仲間10人で駆け付け、得意分野のイベント運営でフェスをバックアップした。自身も昼のステージで弾き語りを披露した。
黒須さんは「参加者自らが楽しむことを大切にした。島の振興にもつながればうれしい」と話した。
店主の福村さんは「今回は実行委員会のサポートがなければ実現できなかった。すごく助けられて感謝でいっぱいだ。一番うれしかったのは来てくれたお客さんの笑顔がたくさん見れたこと。幸せだった。今後も元気で笑顔のあふれるフェスを年1回行いたい。島外からもたくさん来村してもらえるようなイベントにして村おこしをしたい」と、今回の開催の感想と今後の抱負を述べた。
関連記事
琉球新報 2025-01-14 [
Edit / 編集]