長崎市の「アボカド」農家が市長に贈呈 高齢化でビワ産地からの転換図る
ビワの名産地から「アボカド」の名産地へ、新たな取り組みが始まっています。
長崎市内の生産者が市内でつくったアボカドを鈴木市長におくりました。
鈴木史朗 市長
「立派なアボカドをありがとうございます」
アボカドを鈴木市長に贈呈したのは市内の生産者でつくる長崎地区国産アボカド振興会です。
アボカドは森のバターを言われるほど栄養価が高く、サラダなどに入れて食べるのが一般的です。
しかし熱を加えると、よりなめらかな食感になり、鈴木市長は衣をつけて揚げた「フリット」を試食しました。
鈴木史朗 市長
「すごくクリーミーで柔らかい」
青果店やスーパーなど国内に出回るアボカドのほとんどは輸入品です。
振興会は6年ほど前からアボカドの生産に取り組んでいます。
おもな産地の千々地区はビワを栽培していましたが、生産者の高齢化や後継者不足など課題を抱えています。
そこでビワよりも手がかからず、栽培しやすいことから冬の間の新たな収入源としても期待を寄せています。
長崎地区国産アボカド振興会 森常幸 会長
「ビワの10分の1くらいの労力でできるのがアボカドかな、と」「アボカドの産地づくりで地域の活性化ができないかと思っている」
振興会は17日、長崎市役所の食堂でアボカドを使った特別なランチを提供するほか、今年11月以降は市場に出荷することを目指すとしています。
KTNテレビ長崎 2025-01-15 [
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