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昨夏から浮上した「石丸新党構想」 SNSで狙う拡散、政策は掲げず

 昨夏の東京都知事選で約166万票を獲得した石丸伸二氏(42)が15日、都内で記者会見を開き、自らを代表とする地域政党「再生の道」の立ち上げを発表した。都知事選の躍進で注目を集めてから半年。まずは今夏に予定されている都議選に最大55人の候補者を擁立する方針というが、その狙いはどこにあるのか。
 記者会見を開くのは、昨年7月の都知事選の投開票日以来だ。久しぶりの会見で30分ほど、新党設立の狙いについて語った。
 「なんとかしないと、日本はもうまずい。生まれ変わるぐらいの変化が必要だ」
 まずは都議選の全42選挙区に候補者を擁立し、定数が多い選挙区では2人を立てると説明。石丸氏自身は立候補せず、党首として支援にまわるという。
 新党の具体的な方向性については「党として実現する政策はここでは出さない」と述べるにとどめつつ、「地方に人材を出していくシステム」をつくると強調。都議には2期8年までという条件をつけ、その後、地方自治体の首長などに転身することを想定しているという。都議会に限らず、「(全国の)道府県や政令指定都市での展開が視野に入っている」とも語った。
 この「新党構想」は、都知事選の選挙期間中から浮上していた。
 関係者によると、石丸氏の陣営幹部は当時、知事選後に地域政党を設立し、都議選に挑戦するよう石丸氏に提案した。念頭にあったのは、次回2028年の都知事選だった。
 石丸氏は都知事選で、組織も…
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東京:朝日新聞デジタル 2025-01-15 [Edit / 編集]

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