ようやく?SNSで情報発信、甲賀市の歴史文化財課
ようやくかもしれないですが、SNSを始めました――。滋賀県甲賀市の歴史文化財課が昨年12月から、SNSによる情報発信を始めた。甲賀市は、ホームページや広報誌のほか、LINE(ライン)やフェイスブックなどで情報発信しているが、歴史文化財課には「文化財の情報が埋もれてしまっている」という危機感があった。
歴史文化財課が昨年12月から始めたSNSは、インスタグラムとフェイスブック。アカウント名はどちらも「甲賀の文化財」だ。投稿は上司の確認を経たうえで、職員が行っている。
甲賀市は国内屈指の城郭密集地帯だったとされ、180カ所以上の城跡が確認されるなどしている。そういった市内の文化財に関する情報やイベントの告知などを、市内外の文化財に興味がある人にピンポイントで届ける狙いがある。
岩永裕貴市長は1月8日の定例記者会見で、「情報発信は行政が苦手にしている部分」と指摘。新聞に折り込んでいる広報誌も市民に届かなくなってきているとし、「どう補完していくか。発信に力を入れていきたい」と話した。
二つのアカウントは運用開始から1カ月が経ったが、どちらもフォロワー数は100に満たない。会見の場でアカウントの紹介をした歴史文化財課の担当者は、「フォロワー数が増えるように、積極的に宣伝したい」と話した。
甲賀市水口町水口のあいこうか市民ホールでは、18日午後1時から甲賀市城郭歴史フォーラム「甲賀の城と同名中(どうみょうちゅう)の掟書(おきてがき)」、2月8日午後1時から紫香楽宮フォーラム「紫香楽宮と聖武天皇」が催される。どちらも入場無料、申し込み不要。問い合わせは歴史文化財課(0748・69・2250)。
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滋賀:朝日新聞デジタル 2025-01-17 [
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