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育てたそばで手打ち体験 上豊富小

 京都府福知山市畑中、上豊富小学校(川瀬美保校長)の児童たちは今年度、そばの栽培からそば打ちまでの体験をしている。15日には3、4年生26人が、学校隣の上豊富婦人の家で、そばを打った。そばはみんなで種をまき、刈り取ったもの。今回が一連の活動の締めくくりで、児童たちは地域の良さや収穫の喜び、古里の味を知った。

 そば作りは、地域の休耕田でそば栽培に取り組む上豊富そばえぼし会(大槻勝彦会長)が指導。昨年度は3年生がそば打ち体験をしただけだったが、今年度は対象を全学年に広げ、栽培から始めて、昨年8月に畑に種をまき、11月に収穫していた。
 3、4年生のそば打ちは5班に分かれて、大槻会長らメンバー5人と作業を開始。そば粉8割、小麦粉2割の比率で器に入れたあと、粉全体に行き渡るよう水を加え、固まりをほぐしながら、しっかりとこねて丸い形の生地に仕上げた。
 手で生地を平らにしたあと、麺棒で薄く伸ばし、折り重ねた。そば切り包丁を使う際は、「包丁を持ち上げすぎず真っすぐ下ろして」とアドバイスを受け、慣れない手つきで細く切っていった。
 麺をゆでたあとは試食タイム。児童たちは「おいしい」「最高」「切れてないのがある」とはしゃぎながら、満面の笑みでゆでたての手打ちそばを味わった。
 3年生の児童は「こねるのが楽しかった。毎日でも食べたい。自分で育てて作ったそばが食べられてうれしかった」と話していた。
 5、6年生は2学期に体験を終え、1、2年生は23日に実施する予定にしている。

 
写真(クリックで拡大)=慎重にそばを切る児童

両丹日日新聞 2025-01-17 [Edit / 編集]

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