「14年間本当に激しい相撲人生だった」 横綱・照ノ富士が引退 鳥取城北高校から角界へ けが乗り越え幕内優勝10回
大相撲の横綱照ノ富士が、17日、引退を発表しました。
鳥取城北高校出身、けがを乗り越え10回の優勝に輝いた名力士が土俵を去ります。
横綱 照ノ富士
「14年間本当に激しい相撲人生だったと振り返って思います。」
モンゴル出身の照ノ富士。
2010年、18歳で来日し、鳥取城北高校に編入学すると全国大会の団体戦優勝に貢献するなど、すぐに頭角を現しました。
大相撲では幕内優勝10回。
しかし怪我にも苦しみ、2場所連続全休明けで臨んだ今場所も2勝2敗。
5日目の16日から休場していました。
横綱 照ノ富士
「思い通りの相撲を出来なくなり、これ以上この中途半端な気持ちと身体で土俵に立つべきではないなと思い、引退することに決めました」
鳥取県の平井知事は
「横綱照ノ富士の偉業に、鳥取からも心より喝采を贈る。15日の相撲で足をかばうおゆに見え、もしやと思っていた矢先の引退で、心寂しい限りだが、鳥取城北で嘘のない稽古で鍛え上げ、怪我等を乗り越えて奇跡の再入幕を果たし、10回の優勝に輝き横綱として相撲の頂点を極めたことは、第二の故郷鳥取にも大きな力を与えてくれた。偉大な横綱照ノ富士に感謝の誠を捧げる。」
とのコメントを出しました。
今後は年寄「照ノ富士」を襲名し後進の指導にあたるということです。
BSS山陰放送 2025-01-17 [
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