奈良県香芝市議選に前市長の福岡氏が出馬意向 元市長の吉田氏も「検討中」
任期満了に伴う奈良県香芝市議会議員選挙(3月16日告示、同23日投開票)に前市長の福岡憲宏氏(50)が立候補を予定していることが17日までに、奈良新聞社の取材でわかった。
一方、元市長の吉田弘明氏(63)も出馬の可能性を否定せず、検討中であるとした。同市議選への市長経験者の出馬は初めてとなる。
福岡氏は市長就任前に香芝市議を2期務め、市議会議長も経験。奈良新聞の取材に対し、市の課題として、議員同士のいざこざ▽三橋和史市長の就任後、職員の残業時間が格段に増えたこと▽昨年3月議会で予算が可決された通学路交通安全対策事業が予定通り進んでいない―などを指摘し、「市政への不信感が募り『もう一度頑張ってほしい』と地域の声を受けた。問題点をただしていきたい」と語った。
一方、2期市長を務めた吉田氏も、奈良新聞の取材に対し「市議選への出馬を期待する市民の声がある」とした。市の課題には、昨年5月の市長選挙で争点となった学校統廃合問題が、校区の住民目線では答えが出ていないこと▽香芝・王寺のごみ処理場分担金問題が未解決であること―などを挙げ、「(市議選への立候補は)検討の余地がある」と答えた。
当時現職だった福岡氏と元職の吉田氏は、昨年5月の香芝市長選挙にも出馬。同市長選挙は、もう一人の新人を含めた四つどもえの激戦の末、新人の三橋市長が初当選した。
奈良新聞 2025-01-18 [
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