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いろんな「かわいい」50点 富山・射水で20代女性学芸員が厳選

 小さくて「かわいい」不細工だけど「かわいい」……20代の女性学芸員の感性で選んだ「かわいい」を集めた企画展が、富山県射水市の市新湊博物館で開催されている。同館や市が所蔵する作品や歴史資料、土産品などから厳選した約50点が並ぶ。
 人間国宝の陶芸家・石黒宗磨さんのスケッチは、子どもの絵のようで愛らしい。日本画家の郷倉和子さんのこけしコレクションからは、まんが「サザエさん」に登場する波平さん似の男性が風呂でぬくもっているものが担当学芸員の心に「ささった」という。
 同市の理科教師だった津田武美さんの「原色日本海魚類図鑑」の細密な原画は、「ぶさかわいい」「きもかわいい」があふれる。博多人形の子どもの横綱は、むちむちした姿とお尻がポイント。古い歴史資料の虫食い跡も「かわいい」の対象だ。
 来館していた京都府の女性(32)と埼玉県の女性(32)は、「学芸員のセンスがいい」と見入っていた。同館係長で学芸員の稲垣尚美さん(57)は「自分と他の人が考える『かわいい』の違いを感じて」と話す。
 2月9日まで(火曜休館)。観覧料は310円、中学生以下は無料。

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富山:朝日新聞デジタル 2025-01-20 [Edit / 編集]

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