【速報】日本最少…鳥取県の推計人口が戦後初めて53万人を割り込む 人口減少に歯止めがかからず
鳥取県は20日、1月1日現在の推計人口が52万9943人(男性25万3606人、女性27万6337人)となったと発表しました。53万人を割り込むのは初めてです。
鳥取県統計課によりますと、直近1年間(2024年1月1日~2025年1月1日)で、6123人減少し、出生から死亡を引いた自然減は4918人、転入から転出を引いた社会減は1205人でした。
出生数は3108人で前年を208人下回り減少傾向が続いています。死亡数は8026人で前年を270人下回りましたが、8000人台で高止まりしています。
また社会減では、15~24歳の年齢層で転出超過を大きくなっていて、特に20~24歳では、転出超過が700人を超えており、5歳階級別では最も大きくなっています。
鳥取県の人口は、ピークだった1988年10月の61万6371人から減少傾向が続いています。さらに、54万人台になった2021年6月から1年10か月で53万人台となったのに対し、今回52万人台に減少するのに要した期間は1年9か月で、1万人減少するのに要する期間も徐々に短くなっています。
鳥取県 平井伸治知事
「東京以外は人口減少となっていて、1年9か月は、同じような人口規模の県に比べたら減少ペースは少ない方。これまでの施策は一定程度効果を上げていると思うが、今後、石破政権が目指している人口減少に歯止めをかける地方創生2.0のモデル的なケースをぜひ鳥取から新しい風を起こしてやっていきたい。
一旦流出するのは高等教育の時期に出られることはやむを得ないところはあるが、その後、タイミングを見て帰ってきていただけるようになったり、あるいは、選択して子育ての充実した鳥取県に帰ってこようとか行ってみようとか、そういうI・J・Uターンを引き込むようなことが非常に大事になってくると思う」
BSS山陰放送 2025-01-20 [
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