輪島 2年ぶりに「おかえり面頭」
輪島市では木でできた面をかぶった小学生が夫婦の神様にふんし、地元の厄除けに回る伝統神事「面様年頭」が2年ぶりに行われました。輪島市輪島崎町に古くから伝わる面様年頭は山の神が里へ下りて1週間かけて厄を払うという伝統神事でユネスコの無形文化遺産に登録されています。2024年は地震のため、中止となり2年ぶりに開催されました。19日は神様が山へ帰るという「お帰り面様」。地元の小学生4人が面をかぶり面様と呼ばれる夫婦の神様にふんし、地域の家々をまわりました。面様は、言葉を発しない習わしとなっていてサカキの小枝で玄関を叩いて来訪を知らせると無言のまま座敷に上がりました。このあと住民から新年のあいさつを受け初穂を受け取りました。輪島崎町は漁師町として知られていますが、江戸時代までは農家も多かったため、山の神を迎える風習が今も受け継がれているということです。
HAB北陸朝日放送 2025-01-20 [
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