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豪雨から4カ月 輪島市町野町の現状 思うように進まない復旧… 地域のために宿泊スペースを無償提供する地元スーパー 【2025年1月取材】

2024年9月に発生した能登豪雨から、21日で4カ月です。特に大きな被害を受けた輪島市の今を取材しました。能登豪雨では、奥能登を中心に7つの市や町に被害が確認され、16人が亡くなっています。中でも被害の大きかった輪島市町野町では、4カ月たった今も泥が押し寄せたままの場所が見られ、思うように復旧は進んでいないようです。大きな被害を受けた、もとやスーパーです。地震からの復旧を目指していた中、9月の大雨で近くの川が氾濫し、床上浸水しました。テントなどで仮営業をしながら、支援物資の配給や、炊き出しの会場として住民を支え、11月に通常営業を再開。この日も地元の人や、復旧作業にあたる人たちが買い物に来ていました。店の奥にある宿泊スペースです。テントや布団が準備されていて、ボランティアや観光客が寝泊まりできる場所を、無償で提供しています。地域の将来を最優先し、目先の利益は二の次だという、代表の本谷一知さん。もとやスーパー 代表・本谷一知さん:「復興というのは活気からしか生まれないので、人が寄ってきてもらって滞在してくれて、地域の方と交流したりして、街の活気になる。1人でも多くの方が利用してくれれば復興につながると思うので、ぜひ利用してほしい」「その分、スーパーで食料を買ってくださいね」と笑いながらも、奥能登の復旧を進める上での拠点として、多くの人に使ってほしいと話します。奥能登では、これからも復旧に向けた作業が続きます。

HAB北陸朝日放送 2025-01-21 [Edit / 編集]

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