イスラエルがパレスチナ人110人を釈放 人質解放の混乱で遅れる
イスラエルの治安部隊に投石を行うパレスチナ人の少年=パレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区ラマラ近郊で2025年1月30日、ロイター
パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスが30日に人質計8人を解放したことを受け、イスラエルは同日、拘束していたパレスチナ人110人を釈放した。中東の衛星テレビ「アルジャジーラ」などが報じた。ハマスによる人質解放ではガザ地区の住民が現場に殺到し引き渡しが混乱したことから、イスラエルは仲介国が再発防止を保証するまで、パレスチナ人の釈放を延期していた。
報道によると、釈放されたパレスチナ人110人のうち、32人は終身刑を言い渡された囚人で、ほかに子供30人も含まれている。囚人たちが収容されていたパレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区の刑務所近くでは釈放の際、住民がイスラエルの治安部隊に投石を行い、治安部隊が発砲する場面も中継された。
毎日新聞 2025-01-31 [
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