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春を祝う酒「立春朝搾り」 「フルーティで華やか」黄金井酒造も参加

 立春の3日朝、神奈川県厚木市七沢の老舗酒蔵「黄金井酒造」で、未明に搾ったばかりの日本酒が出荷された。新鮮な酒をその日に味わい、春の到来を祝う「立春朝搾り」の行事で、全国41蔵で一斉に実施され、県内から唯一参加した。
 蔵元や酒販店で組織する「日本名門酒会」(本部・東京)が1998年から主催し、黄金井酒造は今回が初めて。搾りたての酒を午前2時半から2千本の瓶に詰め、大山阿夫利神社の神主がおはらいした後、集まった酒店主が次々店に持ち帰った。
 出荷したのは限定品の純米吟醸生原酒「盛升(さかります)」(720ミリリットル、税込み1980円)。決まった日に仕上げるのは調整が難しく、「杜氏(とうじ)泣かせ」とも言われる。専務の黄金井陽介さん(45)は「こんな時間に作業をするのも初めてで不安もあったが、フルーティーで華やかな酒が出来た。春を感じながら味わってほしい」と話した。

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神奈川:朝日新聞デジタル 2025-02-04 [Edit / 編集]

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