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売れ残りパンが1時間で完売 食品ロス削減自販機は「幻のロッカー」

 横浜市営地下鉄関内駅(中区)の通路の一角に昨年、ちょっと変わった自動販売機が登場した。地元のパン屋で売れ残った商品を割引販売する「食品ロス削減SDGsロッカー」。誕生から1年経ったいまも、完売が続いている。
 平日の午後7時ごろ。関内駅の改札に続く通路で、人々が立ち止まっていた。お目当てはロッカー型自販機で売られるパンだ。
 ロッカーをのぞくと、食パン、おやつパン、総菜パンなど、バラエティー豊かな商品がアクリル板越しにみえる。
 価格は300~1千円で、定価の3割引き。利用者らは真剣な表情で品定めし、待ちきれないように取り出していた。
合言葉は「おいしいがもったいない。」 仕事帰りによく利用するという海老名市の女性(57)は「おいしいパンがお買い得というのが大きいけど、SDGsにも貢献できているならうれしい」。
 初めて利用したという横浜市の女性(45)とスウェーデンに住む男性(60)は「捨てられるよりおなかに入った方がいいし、お店が閉まっても買えていいね」「普段は選ばないパンに気軽に挑戦できて楽しいね」と笑顔を見せた。
「食品ロス削減SDGsロッカー」からパンを購入した利用客=2025年1月8日、横浜市中区、手代木慶撮影 このロッカー型自販機は昨年1月、横浜市が事業者による廃棄物と二酸化炭素排出量を減らそうと、ロッカーメーカーやパン屋とタッグを組んで始めた。
 「おいしいがもったいない…
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神奈川:朝日新聞デジタル 2025-02-04 [Edit / 編集]

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