富里市が「結婚から子育て」7事業 空港機能強化で転入取り込み図る
千葉県富里市は13日、「結婚から子育てまでの重点支援プロジェクト」として、新婚新生活支援補助金などの7事業を新年度から始めると発表した。同市は、2029年3月目標の機能強化が進む成田空港がある成田市に隣接する。7事業を柱に、若い世代の定住を図る。
市健康福祉部によると、新婚新生活支援補助金(予算額780万円)は、結婚に伴う新生活の住宅費用などを支援するもの。夫婦とも29歳以下に60万円、39歳以下に30万円を上限とする。
このほか、不妊症・不育症の治療費助成(同110万円)▽家事育児ヘルパー派遣(同254万円)▽赤ちゃんおむつ購入費助成(同365万円)、同居・近居する親世帯への住宅支援補助(同300万円)など。実証実験として無休・無料のオンライン相談も始める。
成田空港の機能強化では、従業員が現在の約4万人から約7万人必要とされる。富里市は、従業員の居住地別の構成比が6.8%と成田市に次ぐ2番目で、若者への重点支援で、転入を取り込む考えだ。空港周辺は少子化が進む自治体も多く、子育て支援策に力を注ぐ。
市は、7事業などを盛り込んだ一般会計予算案を19日開会の定例議会に提出する。五十嵐博文市長は「結婚から子育てまで、切れ目ない支援を引き続き検討する」と話した。
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千葉:朝日新聞デジタル 2025-02-14 [
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