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市川市、京葉ガス、千葉銀が新電力会社 ごみ焼却で発電、地域で活用

 市川市と京葉ガス、千葉銀行は17日、地域新電力会社「いちかわクリーンエネルギー」を設立したと発表した。今秋から、市クリーンセンターで発電した電気を、市庁舎や小中学校など116カ所の公共施設に供給する。環境負荷の少ないクリーンエネルギーの地産地消を広げる狙いがある。
 クリーンセンターはゴミ焼却熱を利用して発電し、出力は7300キロワットを誇る。自家消費して余った分を電力会社に売却してきたが、今後は新電力会社を通じて地域内で売電する。電力の不足時は、京葉ガスから購入して補う。2031年には、クリーンセンターを発電能力1・5倍にして建て替え、市内全ての公共施設の電気を賄えるようになるという。
 新会社には、市川市が3360万円(56%)、京葉ガスが2340万円(39%)、千葉銀行が300万円(5%)をそれぞれ出資。将来的には市内の一般家庭への売電や、太陽光発電の買い取りも視野に入れる。社長に就いた田中甲市長は「クリーンセンターだけでなく、市内の太陽光発電などを集約・供給することで、クリーンエネルギーの地産地消を実現するプラットフォームをめざしたい」と意気込んだ。

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千葉:朝日新聞デジタル 2025-02-18 [Edit / 編集]

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