ほっこり笑って力を出して 徳島で昭和テーマに「心のふる里人形展」
昭和の情景をテーマに、明るくたくましく生きる市井の人々を表現した人形を制作する宮竹真澄さん(75)=北海道旭川市=の「心のふる里人形展」が、徳島市藍場町2丁目のあわぎんホールで開かれている。141体の人形で表現した41作品を展示している。県内開催は10年ぶり。
宮竹さんは20代後半から独学で人形づくりを始めた。2008年からは徳島出身の夫、博信さん(75)と全国各地で展覧会を開いている。
人形の服や道具もすべて粘土で作る。粘土なので表情の細かいところまで表現できる。少し顔が大きめで何とも親しみやすい。
集団就職で地元の駅を出発する少年少女を見送る家族らの群像を表現した「旅立ち」や、タオルをかぶった農家の女性が手を広げて朗らかに笑いかける「笑って笑って」などが並ぶ。
このほかにも、パリ五輪の女子やり投げで金メダルに輝いた北口榛花選手や大谷翔平選手(日本ハム入団時)、阿波おどりの踊り手の人形も展示されている。
宮竹さんは「笑顔でいると、力が出る。いい日が来る。身近な生活を表現した人形とおしゃべりして和やかな気持ちになってほしい」と話す。
27日まで。入場料は大人500円、高校生・大学生300円、小中100円。問い合わせは実行委(0166・36・6221)へ。
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徳島:朝日新聞デジタル 2025-02-21 [
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