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かつては投票率が全国最高の島根、合区後は3~6位 鳥取は5割切る

 合区が導入されて4回目となる今回の参院選。東西350キロに及ぶ鳥取・島根選挙区(改選数1)では、選挙中に有権者が候補者と接する機会が減り、投票率低下の懸念が指摘されてきた。
 島根県は合区導入前の全23回の参院選のうち20回で、投票率が全国で最も高かった。民主党(当時)が第1党になった2007年参院選、野党だった自民党が勝ち衆院とのねじれが生じた10年参院選で、島根県が70%台、鳥取県が60%台後半だった。自民党が大勝した13年参院選は島根県が60.89%、鳥取県が58.88%と大きく下がったが、それでも島根県は全国1位、鳥取県は3位だった。
 鳥取・島根選挙区の合区で実施された16年以降の3回の参院選で、島根県の投票率は全国3~6位。鳥取県は下落傾向が顕著になり、19年と22年には5割を切り、22年は全国平均も下回った。
 今回の鳥取・島根選挙区では5人の候補全員が山陰両県外の出身。うち4人は自宅があるなど島根にゆかりがあるが、鳥取ゆかりの候補はおらず、投票行動への影響が懸念される。
鳥取、島根県の参院選選挙区の投票率推移    2007年  10年  13年  16年  19年  22年
鳥取県 67.67% 65.77% 58.88% 56.28% 49.98% 48.93%
島根県 71.81% 71.70% 60.89% 62.20% 54.04% 56.37%
合 区              59.52% 52.20% 52.99%

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島根:朝日新聞デジタル 2025-07-17 [Edit / 編集]

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