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「笑っていれば、きっといいことがある」 高校野球が教えてくれた

 (19日、第107回全国高校野球選手権青森大会準々決勝 八戸学院光星10―2木造=7回コールド)
 帽子のつばの裏には、大きく「笑顔」の二文字が記されている。
 「好きな野球を楽しんでやりきろう」。木造の古川蓮選手(3年)は、どんな時でも笑顔を絶やさなかった。リードオフマンとして2安打を放ち打線を牽引(けんいん)。守備でもフェンス際で三邪飛を好捕し、チームをもり立てた。
 連打などで1点をかえした七回。2死三塁の好機で打席が回ってきた。「みんなと少しでも長く一緒に野球がしたい」。相手投手のボールに食らいついた。遊撃への打球は敵失を誘い、2点目をもぎ取った。一塁にヘッドスライディング。塁審の手が両手に広がると、「よっしゃ!」と雄たけびを上げた。
 「笑っていれば、きっといいことがある」。最高の仲間たちと一緒に汗を流した高校野球。最後の舞台でそう教えられた気がした。

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青森:朝日新聞デジタル 2025-07-19 [Edit / 編集]

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