気持ち切り替えて野手で 果たした4番の役割 東奥義塾・小野選手
(20日、第107回全国高校野球選手権青森大会準々決勝 青森北11―5東奥義塾)
東奥義塾の小野優晟選手(3年)は「4番の役割」を果たした。
1点を追う初回、1死一、二塁の好機で「流れを引き寄せる」と、外角の変化球をとらえて右中間に。逆転の適時二塁打とした。同点の三回にも安打でつなぎ、勝ち越し点を呼び込んだ。
もともとは投手だったが、今年に入って思うようにボールが投げられなくなった。投球フォームを改善しようと試行錯誤したが、うまくいかない。ならば、野手として「打撃でチームに貢献しよう」と気持ちを切り替えて今大会に臨んだ。
中盤までは接戦を演じたが、終盤にかけて徐々に点差が開いた。それでもベンチからは大きな声が飛び、全員が逆転を信じていた。九回、「仲間がつないでくれる」と信じて次打者席で出番を待ったが、思いは届かなかった。
昨夏はノーシードながら4強まで勝ち上がった。「先輩たちに追いつきたかった。負けたのは悔しいけど、全力を出し切れたので悔いはありません」。その表情は充実感に満ちていた。
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青森:朝日新聞デジタル 2025-07-20 [
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