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相模原で下水管が50メートル損傷 掘削工事中、「管を認知せず」

 神奈川県は3日、県が管理する相模原市中央区の下水管が約50メートルにわたって損傷したと発表した。東京電力パワーグリッド(東京都)の掘削工事が原因だった。現時点で市民生活への影響はなく、ただちに道路陥没が生じる状況ではないという。
 県によると、損傷したのは県道相模原茅ケ崎線の下を流れる内径1.8メートルの下水管。同社が電気ケーブル敷設のために発注した掘削工事で、下水管の上部に接触したという。同社が復旧作業を進めていくが、めどはたっていない。
 先月28日、現場の作業員がにおいなどの異変に気づき、翌日に同社が損傷を確認。2日に県が管内にカメラを入れ、長さ約50メートル、幅約1メートルの損傷を確認した。現時点で下水の流出は確認されていないが、管内の水位が上昇しており、掘削工事によるコンクリートの破片などが管内に積み重なっている可能性があるという。
 同社によると、掘削工事は下水管の数メートル上で行われていたが、付近に下水管があることを認知していなかったという。
 この日、黒岩祐治知事と同社の友永和之常務執行役員が会見した。友永氏は「多大なるご迷惑をおかけし、おわび申し上げる。なぜ確認が漏れたのか、詳細に調査していく」と話した。

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神奈川:朝日新聞デジタル 2025-09-04 [Edit / 編集]

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